21stNov 1st World Championship in Portuguese/Spanish Draughts (64 Squares) Campeonato Mundial de Damas Viana do Castelo 2023

(2023年11月21日)

 時間になったので、搭乗口へ向かうことにした。機内持込荷物はパソコンなとが入ったバッグと免税品店で購入したワインとチーズだ。どちらも重い。イスタンブール空港は広いので搭乗口までは歩いて15分ほどかかる。疲労困憊の身体には辛い。
 機内に入ってから、機内持込荷物を上部格納しようとしたときである、あれっコート来てないじゃんか、と気がついた。とてもお気に入りのコートである。慌てて客室乗務員にコートをラウンジに忘れてきたから、機外に出させてくれと頼むも搭乗したら戻れませんとたしなめられた。出発時間までに戻ってくるからと言っても規則だからと許してくれない。ラウンジに忘れたなら大丈夫、以前も同様なことがあったが、次の便で届けられましたから、といい加減なことをいう。日本ならそういうこともあるだろう。しかし、海外では、まずあり得ない話だ。到着時に東京の地上職員を呼んでおくからとまで言われたら、引き下がざるを得ない。
 東京羽田で降りようとしたら、今度は帽子がない。必死になって探しに探したら、椅子の後ろの間に落ちていたのを発見したが、とても手が届かない。客室乗務員に頼んでどうにか取ってもらえた。そのとき既に最後の乗客になっていた。地上職員は飛行機の扉まで来ていてくれたが、ネットから詳しい情報を入力してくれというだけだった。
 寒い夜空の中をコートなしで帰るのは覚悟できていたが、旅の終わりはまだであった。
 
 入国審査を経てから手荷物をターンテーブルから拾い上げ、機内持込荷物を積んてあるカートまでいく途中に犬とあう。麻薬探査犬かと思いきや、肉類探査犬のようだ。荷物をクンクン嗅ぎながらなかなか離れない。麻薬探査犬のように座りもしないのだが、係員から中に肉類とか入っていますか?と尋ねられたので、いいえと言うと一応調べさせていただいてよろしいですか、というので、よいですよと隅の検査テーブルまで案内された。肉類はありませんか、他に食べ物はありませんか、と執拗に聞かれているうちにチーズが入ってあることを思い出した。あっチーズが入ってます。係員は開けて調べさせてもらいますねといいながら、バッグの中を調べていくが、そう熱心ではなかった。経験上、コイツは持ってないなってわかっているのだろう。まぁ、犬も座りはしなかったから。チーズは大丈夫なんですよ、ただ今は肉類はどんなものでもアウトなんですというようなことを言いながらも検査は簡単に終了した。あぁ、これでやっと帰れると検査場をあとにした。
 とりあえずは京急に乗ろうと改札を入り、さてどうやって乗り換えるのが一番よいかを調べようとしたら、スマホがない。えっ!?、どこやった。まずは忘れ物をしたのでと断りを入れて改札を出た。すると離小島のようなインフォメーションがあったので、そこでスマホを検査場内に置いてきてしまったようなので、どうしたらよいかを尋ねた。
 すると中央に大きなインフォメーションなら対応できると言われた。間近にある中央のインフォメーションを見てみると混んでいたので、とりあえず電話を掛けてもらうことにしたが、案の定、誰も出ない。そこで中央のインフォメーションへ行ってスマホを検査場内の動物検疫所に忘れた旨を話すとスマホの色や形状を聞かれ、問合せをしてくれた。しばらくするとどうやら似たようなスマホがあるらしいので、検査場職員が持ってきてくれるという。5分ほど待っただろうか、職員がスマホを持ってきてくれた。それです、それです。と受け取ると、一応、ロックを外してくれという。まぁ確認だ。お安い御用と外して見せて、無事にスマホは手元に戻ってきた。あぁ、ホントに助かった。コートもなくスマホもなくして遠征の終焉を迎えるとなると初め悪けりゃ終わり悪しとなってしまう。終わり良ければすべて良しで締めくくれたのなら、この遠征に後悔はない。いろいろなトラブルや遺失物はあったものの無事に帰国できました。
 最後に「コートはありませんでした」と後日メールが来ました。残念。(⁠ᗒ⁠ᗩ⁠ᗕ⁠)

<ピリピリソースと5倍以上もしたピリピリエクストラ>

 来年は違う都市で開催したいと主催者は宣っておりましたが、どうなることやら。

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